星野圓道師が千日回峰行でもっとも困難とされている「堂入り」を達成した。とあちこちで報道された。
「堂に入る」という成語はここから来たものと誤解したものまでもあった。(実際は『論語』を出典とする表現。)ちょっと辞書を引けばいいものを……
毎年6,000人以上の人が交通事故で死んでいるのに、ニュースになるのはごく一部である。毎年30,000人以上が自殺しているのに、ほとんどの人は報道されない。
そもそも、誰も死んでいない、誰も悪いことをしていない、こういう祥事が報道されることは滅多にない。たまにあったとしても、芸能人か、スポーツか、皇室の関係のものがほとんどを占める。
ニュースになるのは、人びとが知るべきことではなく、多くの人が知りたがることだと言われる。
だとすれば、こういう仏教関係のことがらも、まだまだ多くの人が知りたがっているということなのであろう。
来年度から、多くの大学で、大学名や学部名、学科名から「仏教」の語が削られる。
仏教というものが若者に人気がないことの表れと「報道」された。
しかし、千日回峰行のようなことが全国ニュースになるということは、まだまだ仏教は世間から注目されているということではないのか。
【雑感の最新記事】


